X Window が起動しなくなった!
KUJIRAは現在、Windowsの他にfedoraを使っているのですが、15、16にバージョンを上げたらX Windowが起動しなくなりました。まぁ、現在はちゃんと修正して動いているのですが、ここまで持っていくのに結構苦労したので、その内容を今回メモとして残そうと思います。
まず、KUJIRAが見たのはXorg.0.logでした。ここにはX Windowを起動するときの情報が記述されるのでエラー情報等もここに出力されます。普通は/var/log/配下にあると思うので探してみてください。
vi /var/log/Xorg.0.log
上記のコマンドでログを開いたら中にいろいろな情報があるので以下の事を念頭に置き警告とエラーを探しましょう。
-
(II) INFO、エラー、警告以外の情報はここに記述される。
(WW) Warning、警告の情報はここに記述される。
(EE) ERROR、エラーの情報はここに記述される。
Xorg.0.logの中を探した結果、以下のようなエラーがありました。
Fetal Server error : no screens found
なんだ、これ?訳が分からなかったので、もうちょいログの上の方を見てみる。すると・・・
Screen(s) found, but none have a usable configuration.
なんかconfigが悪いらしい。とりあえずXorg.conf を見てみるも、何書いているのかさっぱり分からない。もっと情報は無いのかとさらに上の方を見ていると、警告が結構出ていました。とりあえず目についたものだけ上げときます。
(WW) Hotplugging is on, devices using drivers ‘kbd’, ‘mouse’ or ‘vmmouse’ will be disabled.
(WW) Disabling Mouse0
(WW) Disabling Keyboard0
Refusing to touch device with a bound kernel driver
(WW) Falling back to old probe method for vesa
やはりXorg.conf をどうにかしないといけない雰囲気だ。Googleで調べると、なんだかバージョンアップ前のconfigが残っているために起こるエラーらしいです。
しょうがないので、もう少し調べてみるとXorgコマンドに、デバイスの情報を読み取って勝手にコンフィグファイルを作ってくれる機能があるという記事を見つけたのでそれを試してみることにしました。その時打ったコマンドが下です。
Xorg –configure
すると、あっという間にPCのマシン環境を走査してコンフィグを作ってくれました!これは凄い!!後はこの新しいconfigを元からあるXorg.conf と置き換えてあげればいいだけ!
置き換えた後、X Windowを起動させたら、見事にうまく起動することができました。これでやっと眠れる・・・疲れたので今日はもう寝ます。KUJIRAでした。