inittabが機能してない!

 今日は、X Windowがせっかく起動できるようになったので、起動時から自動的にGUIが立ち上がるようにしようと思い、inittabファイルを編集しランレベルを5に変更するための作業に取りかかりました。

 ところがいつもと何か違う・・・そう、ランレベルを記述するどころかsysinitスクリプトの在りかすら書いていなかったのです。訳が分からないので、ダメもとでいつものようにランレベルの部分だけ書いて再起動して見るも、当たり前のようにランレベル5では起動せず、いつものようにランレベル3で起動してしまいました。

 これはおかしい!ということで、英語も読めないのにまたまた今度はinittabにかかれているコメント欄を見ました。

inittab is no longer used when using systemd.

#

ADDING CONFIGURATION HERE WILL HAVE NO EFFECT ON YOUR SYSTEM.

#

Ctrl-Alt-Delete is handled by /etc/systemd/system/ctrl-alt-del.target

#

systemd uses ‘targets’ instead of runlevels. By default, there are two main targets:

#

multi-user.target: analogous to runlevel 3

graphical.target: analogous to runlevel 5

#

To set a default target, run:

#

ln -s /lib/systemd/system/.target /etc/systemd/system/default.target

#

 ね!いつもと違うでしょ?(笑) 笑い事じゃありません!しかたがないので、読めないけど英語の文章を読んでみると・・・

 # ln -s /lib/systemd/system/.target /etc/systemd/system/default.target

これって、いわゆるコマンドってやつですよね?システム内にリンクを張るためのlnコマンド・・・なんでこんなものが・・・ミステリーだ。

 とまぁ英語の文章も大した説明が書いていないので、このリンクをどこにどのように張ればいいのかを調べてみました。すると何か見つかった!!!読んでみると、/lib/systemd/system/の配下にそれぞれランレベルの設定が格納されていて、そのシンボリックリンクを/etc/systemd/system/直下のdefault.targetとして張ってあげるとランレベルが変わるそうです。

 なので、試しにランレベルを5にする設定をしてみました。

 ln -s /lib/systemd/system/runlevel5.target /etc/systemd/system/default.target

 上のコマンドを叩いたあと、リンクが張っていることをlsコマンドで確認し再起動!すると見事にGUIから立ち上がりました!これでまた一つ厄介な事件が終わった。これからfedora 17が出るまでの間ひたすらfedoraを使い倒したいと思います。KUJIRAでした。

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