『夢を与える』が連続ドラマになるって!

 

ということをさっきネットのニュースで知りました。。。KUJIRAです。すごく見たいです。でも家はWOWOWに入っていないから見れないんだなぁ・・・これが・・・ OTZ

 

なので悔しいから「夢を与える」という本を紹介します。本を紹介するのっていつぶりだろうか・・・最近は技術書ばかりで嫌になります。なので張り切っていきます。

 

「夢を与える」という作品は綿矢りささんの三作目の作品になります。一作目は「インストール」、二作目は「蹴りたい背中」と続いてこの作品に至っているわけであります。

 

主人公は夕子という一人の女の子。ハーフのお父さんと日本人のお母さんの間に生まれたクウォーターの子でその愛くるしさから子役として芸能界デビューします。我が子を必死に売り出そうとするお母さん、それとは反対に、いつも影で主人公を支えて夕子を守ろうとするが、どこか冷めているお父さん、彼女を利用しようとする芸能界の人や周囲の人間。色んな人たち思惑に晒されながら夕子は成長していきます。

 

幼少期から思春期を迎えるうちにだんだんきな臭くなってくる世界観。先は見えてきているのに、どうなってしまうんだろうとページを捲らせる文章。そうして先へ先へと行くうちにその時はやってきます。。。スキャンダルです。状況は予想した展開へ進んでいきます。

 

止まらない世論、追い込まれる夕子、そして最後には・・・。

 

本当に面白い作品です。人間、特に日本人はスキャンダルが大好きで、さらにそれがきっかけで転落する人を見るのはもっと好きな生き物です。そんな国民性をひしと実感させてくれる作品です。この作品に描かれているのは夕子の成長や心境の変化ではありません。マスコミや周囲の人間の欲望や恐ろしさでもありません。それをどんどん読んでしまいドキドキ、ワクワクしながら、でもどこか結末に期待している読者本人の醜い心の部分だとKUJIRAは思っています。

 

本当に綿矢さんの作品は面白いです。自分が最後に読んだのは勝手にふるえてろですが、あれからかなりの年月が経っています。また結構本が出ていることだと思います。昔みたいに小説を読んでゆっくりとした生活を送りたいですね。。。KUJIRAでした。

 


 

  • 今回紹介した本
タイトル 夢を与える
著者 綿矢りさ
出版社 河出書房新社
発売日 2007年2月8日
価格 1300円 税別
ページ数 308ページ