Vimを使おう!(初級編:その1)

こんにちは、KUJIRAです。
前回まとめると言ったのでまとめますw

 

今回はVimの初級編です。
Vimを使う上で最低限知っておきたいことをKUJIRAの独断と偏見でまとめました。以下をご覧ください。

 

  1. エディタの開始・終了方法
  2. ファイルの新規保存(名前をつけて保存と言った方がいい?)
  3. ファイルの上書き保存
  4. 入力モード・コマンドモードへの移行

 

ということで、これらに沿って説明をしていきたいと思います。

 

1.エディタの開始・終了方法

Vimの開始と終了方法です。Vimはターミナルなどのコンソールシステムに特化した作りになっております。そのため余程GUI対応したVim(KaoriYaさんのgvimとか・・・)をPCに入れていない限りターミナルで開くのが一般的です。vimの開始方法はターミナル上で以下のように打ちます。

 

$ vim

 

とても簡単ですね。起動するとVimの初期画面が表示されます。また、これとは別に任意のファイルを指定してVimで開くこともできます。その場合は以下のようにします。

 

$ vim filename

 

この場合、ファイルが存在する場合は既存ファイルの編集となり、ない場合はバッファ上(一時的にシステムがデータを保持するための領域)に指定した名前のファイルを作成した上で新規ファイルを開きます。このファイルは保存しなければ終了時に削除されます。

 

次にVimの終了方法をを書きます。Vimの終了にはいくつかあります。基本は以下の二つです。

 

「:p」 :Vimを終了する
「:zz」:データを上書き保存してからVimを終了する

 

基本は「:q」を多く使うと思います。しかし、ファイルを新規に作らず既存のファイルを編集するだけだったら「:zz」が圧倒的に便利です。状況に応じて使い分けてみてください。

 

2.ファイルの新規保存(名前をつけて保存)

Vimでファイルを新規に立ち上げ、テキストを編集したらファイルを新規に登録したいですよね?そういうときに使うコマンドとして「:sav」コマンドがあります。

 

「:sav filepass or filename」:名前(別名)をつけてファイルを保存する

 

このコマンドはコマンドの直後に引数として「保存したいファイルパスに保存したいファイル名を加えたもの」もしくは「ファイル名」を指定することでその指定した場所に指定したファイル名でファイルを保存してくれます。以下は例です。

 

ex1) /home/example直下にtest.txtを保存する場合
:sav /home/example/test.txt

ex2) カレントディレクトリにtest2.txtを保存をする場合
:sav test2.txt

 

ex2でも書いた通り、ファイル名だけを指定するとそのファイル名でカレントディレクトリに保存します。

 

3.ファイルの上書き保存

ファイルの新規保存でも上書き保存はできますが、いちいち「:sav 〜〜〜〜」なんて打っていたら面倒くさくてかないません。ですので上書き専用のコマンドを覚えましょう。

 

「:w」:ファイルを上書き保存する

 

4.入力モード・コマンドモードへの移行

ファイルを編集してみましょう。コマンドだけでも既存の文章は編集できます。しかし、何も書いていないものに何かを記述するにはコマンドだけでは不可能です。エディタなのですから自由に記述、削除できなければ意味がありません。
そこでコマンドモードから入力モードへの移行方法と入力モードの解除方法を書きます。
入力モードへ移行するのにはいくつか方法があります。以下にそれをまとめたのでご覧ください。

 

「:i」:今あるカーソル位置の一つ前に移動し編集モードになる
「:I」:カーソルのある行の先頭に移動し編集モードになる
「:a」:今あるカーソル位置の一つ後に移動し編集モードになる
「:A」:カーソルのある行の末尾に移動し編集モードになる
「:s」:今あるカーソル位置の文字を削除し編集モードになる
「:S」:カーソルのある行の文字をすべて削除し編集モードになる
「:o」:カーソルのある行の末尾に改行を入れ編集モードになる
「:O」:カーソルのある行の先頭に改行を入れ編集モードになる

 

いかがでしょうか?これらのコマンドはエディタがコマンドモードになっていることが前提条件です。
次は入力モードからコマンドモードへ移行するためのコマンドを見てみましょう。

 

「Esc」or「Ctrl + [」:入力モードからコマンドモードへ移行する。

 

これだけです。こちらのコマンドはさっきとは逆でエディタが入力モードになっていることが前提条件となっております。条件が逆になっている場合は、動作しないか予期せぬ動きをするので気をつけましょう。

 

今回はとりあえずエディタとして使える最低限の所をまとめてみました。
皆様もこれを機にVimを使い始めてみてはいかがでしょうか?KUJIRAでした。

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