簿記3級への道 ~その4 : 損益計算書~
さて、今日は損益計算書について少し深堀を行いたいと思います。
損益計算書は「プロフィット・アンド・ロス・ステートメント(Profit & Loss Statement)」ともよばれ、「P/L」とも呼ばれます。財務諸表の一つで、一定期間における企業やお店の経営成績を明らかにする表です。この一定期間のことを会計期間といい会計期間の初めを期首、会計期間の終わりを期末、もしくは決算日といいます。通常会計期間は1年間で、決算日は12月31日、もしくは3月31日とするのが一般です。経営成績は、一定期間に企業やお店が儲けた量となります。
損益計算書は、以下の3つの要素からなっております。
収益
収益は会社やお店が活動を行い得た資本の増加のことで、資本取引以外のものをさします。損益計算書では右に書きます。
費用
費用は、生産や取引などの経済活動を行う際に必要な金銭で、簡単に言うと材料費などがそれにあたります。費用は損益計算書では、左上に書かれます。
利益・損失
利益は収益から費用を差し引いたもので、損益計算書では、左下に書かれます。費用が収益を上回った場合、それは赤字となり、損失と言われます。損失は損益計算書では右下にかかれます。
以上から、損益計算書の書式は以下2つの書き方があります。
費用<収益 = 利益
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費用>収益 = 損失
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経営成績が黒字か、赤字かで書き方が変わるなんて面倒ですが、基本なので抑えておかなければいけなさそうです。ということで、今日はここまで。